Shopifyの制約を先に知る
見積もり前に確認すべき代表的な制約を列挙し、要望が制約に当たるかを判断できる
最終確認: 2026-09
解説
受託の現場でなぜ必要か: この回では、Shopifyで「できないこと」の代表例を挙げられるようになります。
受託では、できないことを先に伝えるのが仕事の半分です。
開発の途中で壁に当たると、費用も信頼も失います。
チェックアウトは触れない
購入手続きの画面のHTML / CSSは編集できません。
できるのは、ブランディングの設定で色やロゴ、フォントを変えるところまでです。
項目の追加や画面の変更は、Checkout Extensibilityという拡張の仕組みで行います(Plusが中心。サンクスページと注文状況ページは全プラン)。
割引や配送の計算は、Shopify Functionsという仕組みで書きます。
URLの形は固定
商品は/products/ハンドル、コレクションは/collections/ハンドル、固定ページは/pages/ハンドル、記事は/blogs/ブログ/記事です。
`/shop/mens/tops`のような自由な階層のURLは作れません。
古いURLから新しいURLへのリダイレクト(転送)は設定できます。
商品まわりの上限
オプション(サイズ・色など)の種類数には上限があります(執筆時点の一般的な上限は3。ストアごとの値は公式で確認します)。
1商品のバリエーション数にも上限があります(執筆時点の公式値は2,048)。
商品説明は1つだけで、「バリエーションごとに説明文を変える」は標準ではできません。
ほかにも、テンプレートに置けるセクション数、メニューの階層(ドロップダウンは3階層まで)、ファイルのサイズなどに上限があります。
数値は変わるので「上限があること」だけ覚え、見積もりのときに公式で確認します。
回避策にはコストがつく
顧客ごとの複雑な価格はB2B(プランでカタログ数などに上限あり)、カート内の独自の計算はFunctions(アプリ開発が要ります)、会員制サイトやポイントはアプリで実現します。
どれも費用と保守がつきます。
「できない」ではなく「こうすればできるが、これだけかかる」の形で伝えます。
※ ShopifyはShopify Inc.の商標です。本サイトは個人が制作した非公式の学習教材であり、同社の承認・提携・後援を受けていません。記載内容は2026-09時点のものです。料金・上限値・管理画面のラベルは変わるため、作業の前に公式ドキュメントで確認してください。